2011年02月05日
第七回 カナダからの便り♪
「カナダと日本、その教育現状」
良し悪しの比較では無く、教育に対する双方の国々の基本的な姿勢の違いに観点を当てて見ました。
日本
先生は万能 (授業担当、クラブ活動指導、生徒の進路指導、生徒の家庭問題のカウンセリング、生徒による犯罪があった場合の調査・生徒指導)
先生の年間労働時間はカナダの先生の1.5倍。
先生が失態を犯せば、先生が生徒保護者の家に行って謝罪。
1日の授業科目が多い。
奉仕活動をさせられる(生徒は嫌がるが 大人になってから役立つ教育)。
不可解な校則が多い。
学校対抗のスポーツ競技が活発。
校内の文化活動が活発。
必ず立派なグラウンドがある。ただし生徒は立派と考えていない。
教科書はあるが極端に薄い。
教科書だけでは資料不足で勉強ができない。参考書を必ず必要とする不可解な教科書。
クラブ活動は放課後、帰宅前にするもの。
クラブ活動で活躍しても学校の単位入手不可。カナダ人には不可解な教育システム。
クラブ活動が活発で学生生活に色を添える。
教育を産業として扱い、教育関連企業の活動が活発。
小学・中学・高校の各科目関連の書物が著しく豊富。
書物以外にも教育関連の商品が著しく豊富。
カナダ
学校内で無給の奉仕活動は有り得ない。
子供達は掃除の必要性を学校で全く習わない。
教科書は学校が無料配布、しかし自宅に持ち帰り禁止(日本人には不可解)。
小学・中学・高校の各科目関連の参考書が殆ど無い。
教科書が厚く、参考書を必要としない。
教科書で学ぶ内容以外に野外活動、野外勉強が多い。
野外活動にはスクールバスを活用。
先生は毎月一日 プロディーデーがあって学校はお休み(プロディーデーとは 先生が学校を休んで、自己研修目的でその日を自由に活用しても良い とされている日。現実的には単なるオマケの有給休暇)
先生は担当外の仕事は一切しない、ゴミさえも捨てない。
先生が生徒保護者の家に行くことは無い。
学校に拳銃を持ち込む生徒が時々いる(それは犯罪目的ではなく、好奇心によるもので、本人が行為の重大性を認識していないケースが殆ど。発覚すれば、警察に通報され、即 生徒全員が帰宅させられ自宅待機となる)。
体罰は有り得ないが停学・退学の処罰は良くある。
学級崩壊は無い。
生徒の言動が著しく不適正な場合、保護者に通報し、生徒を帰宅させる。
つまり学校がそのような生徒の面倒を見たがらない。
わずかに派手なメーキャップ、ヘアースタイルは日常茶飯事。
極端に派手なメーキャップ、ヘアースタイルで登校しても、叱責されることはない。
但し 露出部が多い服装は注意される。
雨が降って傘を使用する子供達は殆どいない(日本人には不可解)。
雨に濡れることを気にしない(日本人には不可解)。
先生・生徒の社会的地位に差があると考えられていない(先生に敬意を示す必要性を感じていない)。
先生はかなり年上の「友達」 (つまり先生に対する敬意が薄い)。
校歌が無い。
日本のような大々的な運動会が無い。
修学旅行が無い。
学校対抗のスポーツ競技が少ない。
大都市にある学校で立派なグランドを持つ学校が少ない。
競技会は設備が整った公営グラウンドを使用。
制服が殆ど無い、あるのはごく少数の有名私立校だけ。
放課後のクラブ活動が無い。
クラブ活動らしきものはあるが、授業の一部として取り入れられ、単位入手が目的。
クラブ活動は放課後ではなく、帰宅後、夕食前後にするもの。
クラブ活動を指導する人は先生ではなく、スポーツ熱心な地域のボランティアー。
小・中学校では学力向上と並行して人間性形成にも重点が置かれている。
大衆の前でも堂々と論じることが出来る生徒・学生が多い。
高校が普通校、工業高校、商業高校などに分かれていない(一つの高校内で希望科目を選択)。
主要5科目は嫌いでも、それ以外が好きな生徒・学生が特定の分野で能力を伸ばすことが出来る科目があり、それで単位入手可(自動車整備、木工、演劇、報道、料理、音楽、スポーツなど)
夏休みは10週間あるが、これは生徒のためでは無く先生のため。
先生の年間労働時間は日本の先生の3分の2。
先生が3ヶ月間ストライキをする事もある。
生徒数が少ない小・中学校(全校生徒数300人 又はそれ以下)では、生徒の顔を見て生徒の名前を全て言える校長先生は珍しくない(日本では有り得ない)。
高校生による喫煙は校則違反ではあっても、違法行為と見なされていない。校外で吸うのは自由、未成年者はタバコを購入できない。
タバコを吸う先生は全くいない。
校内に灰皿が何処にも無い。
大学入学試験がない。
希望大学への入学(合格・不合格)は高校3年時の成績で決定。
進学競争が無く、学問が好きな生徒・学生は大学・大学院で本格的に勉学。
入学後の4年後に無事に大学を卒業できる学生数は入学時の半数。
山中
良し悪しの比較では無く、教育に対する双方の国々の基本的な姿勢の違いに観点を当てて見ました。
日本
先生は万能 (授業担当、クラブ活動指導、生徒の進路指導、生徒の家庭問題のカウンセリング、生徒による犯罪があった場合の調査・生徒指導)
先生の年間労働時間はカナダの先生の1.5倍。
先生が失態を犯せば、先生が生徒保護者の家に行って謝罪。
1日の授業科目が多い。
奉仕活動をさせられる(生徒は嫌がるが 大人になってから役立つ教育)。
不可解な校則が多い。
学校対抗のスポーツ競技が活発。
校内の文化活動が活発。
必ず立派なグラウンドがある。ただし生徒は立派と考えていない。
教科書はあるが極端に薄い。
教科書だけでは資料不足で勉強ができない。参考書を必ず必要とする不可解な教科書。
クラブ活動は放課後、帰宅前にするもの。
クラブ活動で活躍しても学校の単位入手不可。カナダ人には不可解な教育システム。
クラブ活動が活発で学生生活に色を添える。
教育を産業として扱い、教育関連企業の活動が活発。
小学・中学・高校の各科目関連の書物が著しく豊富。
書物以外にも教育関連の商品が著しく豊富。
カナダ
学校内で無給の奉仕活動は有り得ない。
子供達は掃除の必要性を学校で全く習わない。
教科書は学校が無料配布、しかし自宅に持ち帰り禁止(日本人には不可解)。
小学・中学・高校の各科目関連の参考書が殆ど無い。
教科書が厚く、参考書を必要としない。
教科書で学ぶ内容以外に野外活動、野外勉強が多い。
野外活動にはスクールバスを活用。
先生は毎月一日 プロディーデーがあって学校はお休み(プロディーデーとは 先生が学校を休んで、自己研修目的でその日を自由に活用しても良い とされている日。現実的には単なるオマケの有給休暇)
先生は担当外の仕事は一切しない、ゴミさえも捨てない。
先生が生徒保護者の家に行くことは無い。
学校に拳銃を持ち込む生徒が時々いる(それは犯罪目的ではなく、好奇心によるもので、本人が行為の重大性を認識していないケースが殆ど。発覚すれば、警察に通報され、即 生徒全員が帰宅させられ自宅待機となる)。
体罰は有り得ないが停学・退学の処罰は良くある。
学級崩壊は無い。
生徒の言動が著しく不適正な場合、保護者に通報し、生徒を帰宅させる。
つまり学校がそのような生徒の面倒を見たがらない。
わずかに派手なメーキャップ、ヘアースタイルは日常茶飯事。
極端に派手なメーキャップ、ヘアースタイルで登校しても、叱責されることはない。
但し 露出部が多い服装は注意される。
雨が降って傘を使用する子供達は殆どいない(日本人には不可解)。
雨に濡れることを気にしない(日本人には不可解)。
先生・生徒の社会的地位に差があると考えられていない(先生に敬意を示す必要性を感じていない)。
先生はかなり年上の「友達」 (つまり先生に対する敬意が薄い)。
校歌が無い。
日本のような大々的な運動会が無い。
修学旅行が無い。
学校対抗のスポーツ競技が少ない。
大都市にある学校で立派なグランドを持つ学校が少ない。
競技会は設備が整った公営グラウンドを使用。
制服が殆ど無い、あるのはごく少数の有名私立校だけ。
放課後のクラブ活動が無い。
クラブ活動らしきものはあるが、授業の一部として取り入れられ、単位入手が目的。
クラブ活動は放課後ではなく、帰宅後、夕食前後にするもの。
クラブ活動を指導する人は先生ではなく、スポーツ熱心な地域のボランティアー。
小・中学校では学力向上と並行して人間性形成にも重点が置かれている。
大衆の前でも堂々と論じることが出来る生徒・学生が多い。
高校が普通校、工業高校、商業高校などに分かれていない(一つの高校内で希望科目を選択)。
主要5科目は嫌いでも、それ以外が好きな生徒・学生が特定の分野で能力を伸ばすことが出来る科目があり、それで単位入手可(自動車整備、木工、演劇、報道、料理、音楽、スポーツなど)
夏休みは10週間あるが、これは生徒のためでは無く先生のため。
先生の年間労働時間は日本の先生の3分の2。
先生が3ヶ月間ストライキをする事もある。
生徒数が少ない小・中学校(全校生徒数300人 又はそれ以下)では、生徒の顔を見て生徒の名前を全て言える校長先生は珍しくない(日本では有り得ない)。
高校生による喫煙は校則違反ではあっても、違法行為と見なされていない。校外で吸うのは自由、未成年者はタバコを購入できない。
タバコを吸う先生は全くいない。
校内に灰皿が何処にも無い。
大学入学試験がない。
希望大学への入学(合格・不合格)は高校3年時の成績で決定。
進学競争が無く、学問が好きな生徒・学生は大学・大学院で本格的に勉学。
入学後の4年後に無事に大学を卒業できる学生数は入学時の半数。
山中